暮らしを心地よくするノート

人、物、事との付き合い方を見直して、暮らしを心地よくするための記録です。

お腹をこわさなければいい

私の父は中程度(日々進行中)の認知症です。


でも、色々と家事を手伝ってくれてとても助かっています。


家事をすることは、認知症の進行を緩やかにしたり、本人の心の安定に役立つといいなと勝手に思っています。


たとえ

ゴミの分別がめちゃくちゃになっていても。


パンツ一枚で洗濯機が回っていても。


1週間洗わない炊飯ジャーでご飯を炊いてくれていても。




正直に言うと、

私のレッドラインはどのあたりだろう。

と、

めちゃめちゃ葛藤があります。


父はいつから炊飯ジャーを洗わないようになったんだろう。


いつから私はその恩恵にあずかって、洗ってないジャーで炊いたご飯を食べていたのだろう。


いったいいつから洗ってなかったんだろう。


事実を知ったとき、疑問が炊飯ジャーから立ち上る湯気のごとく噴き出しました。


父のやることを拒絶するなら、

私は父がごはんを炊かないように見張っていなくてはなりません。


父は一日中好きなときに食べたいようにごはんを食べます。

ジャーが空になると、即、熱々に保温されてパリパリになった米粒がこびりついたジャーにお米を入れて、そのまま炊きます。

パリパリの米粒はまた水分を吸ってふっくらします。(うわーん、いやだよー)


昼も夜もない。


いや、それは無理だ。

父を一日中見張るなんてしんどすぎる。


現実的に、

白米しか炊かないなら、ジャーを洗わずごはんを炊いたからといって、すぐさま命に関わることはないだろう。


要は、それを気持ち悪いと思うか思わないかだ。


数回に一回くらいは、私がごはんを炊けるチャンスが回ってくる。

そのときに全力で、炊飯ジャーの洗浄とメンテナンスをすればいい。


たぶん。